こんにちは!
新生児誕生から半月が経ち、
家の中も少し落ち着いてきました。
SUBSTANCEもphos-idea(イデアと読みます)
としての動きも赤ちゃんとほぼ同時にスタートしたので、
結構タフな1ヶ月でしたが、
何かを始めるときは、いつもこんな調子ですね。
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さて、今日から少しずつSUBSTANCEで扱う製品について、
ご紹介してまいります。
ご紹介といっても、僕たちが「へぇ〜、そうだったんだ!」と
思ったことを書いていくという類のものですが、
よろしければお付合いください。
今日は、冒頭の写真「RHODIA」のブロックメモ
ロディアは、フランス第二の都市リヨンで、
代々、紙製品を扱う商家だったヴェリヤック家の長男
アンリによって1932年に創設。84年の歴史があります。
ブランド名の由来は、リヨンを流れるローヌ川の「Rhone」と
その流域で育った人や物を意味する「ロダニアン」から来ています。
ブランドロゴの「2本の大きな木」は、
紙の原料である「木」と、アンリと弟ロベールの
二人の兄弟で立ち上げた会社という意味を込めて、
2本の木にしているのだそうです。
いつも見るRHODIAの表紙の見方が少しは変わりませんか??
ブロックロディア(フランス語でメモのことをブロックと呼ぶ)
が誕生したのは1934年で、当時新しい労働者層として増え始めた
「ホワイトカラー」向けの商品として斬新な製品だったそうです。
使えばわかる品質と、スタイリッシュで機能的なデザインで、
一躍話題になり、今ではブロックメモの代名詞となっています。
一つの紙商社だったところから、引き継いだ息子達が、
アイデアを製品にしていくメーカーとしてのブランドへ。
兄弟の夢が広がっていったんですね。
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1970年代以降は、「方眼」に着目する人々
特に建築、デザイナー、アーティストなどの
感度の高い人々に愛され、フランス国内だけでなく、
アイデアパッドとして世界中に広がり、いまも、
フランス国内で製造されて日本にも届けられています。
このメモに書かれたことが、
きっと今の世の中の誰かの何かになっているでしょう。
単に売り物としてのメモだったら、多くのメモのように
他に埋もれていたのでしょうが、
「使い手が良い仕事を成し遂げるための良い道具であれ」という
コンセプトをもとに、細部までこだわった仕様になっている。
これが、兄弟が描いたストーリー。
長年愛される理由なのでしょう。
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市場に出ている製品(プロダクト)って、見慣れてしまって
当たり前のようですが、みんなそれぞれの
ストーリーがあるってことを学ばせてもらいました。
今日はここまで
店主